2023年、秋。AJITOにお迎えして以来、使わない日はないポーリッシュポタリーのマグカップ。
カフェ・オ・レボウルとして、スープカップとして、またシードルカップのように使ってみたり。
タフで可愛いポーランド陶器。使い込むうちに、いろいろ揃えてみたくなりました。
そんなボレスワビェツ陶器と呼ばれるポーランドの陶器を知っていただきたくて、本記事を書くことにしました。
オーブン、電子レンジ、食洗機。なんでも使えるタフな器をお探しのかた、必見です。
ぜひぜひ、ご覧になっていってください♪
ポーリッシュポタリーについて
日本では「ポーリッシュポタリー」と呼ばれているポーランド陶器。正式には、産地の名前をとって「ボレスワビェツ陶器」といいます。
有田焼や益子焼のような感じですね。
そして有田焼や益子焼の中にたくさんの窯元があるように、ボレスワビェツ陶器にもそれぞれに特徴を持った窯元が存在します。
窯元すべてをご紹介すると膨大になってしまうので、ポーランドのボレスワビェツ陶器とはどういったものかをサクッとお伝えできたらと思います。
特徴
ポーランドにはボレスワビェツという窯元がたくさん集まっている地域があります。
ボレスワビェツ近郊に採掘される陶土を使い、石膏型から形を成型し、表面を滑らかにしたり、取手をつけたりと、すべての工程をひとつひとつ職人が手作業で仕上げてできたものをボレスワビェツ陶器(ポーリッシュポタリー、ポーランド陶器)と呼びます。
絵付もすべてハンドペイント。筆やスタンプを使って、ひとつひとつ丁寧に絵付されるため、決まった形に決まったデザインを同じように施してた商品であっても、全く同じものは存在しないのです。
ボレスワビェツ陶器は、初期は茶色一色の陶器でした。18世紀から白い粘土を加えて装飾が施されるようになり、19世紀後半には白い粘土をベースにする技術が開発され、色鮮やかな模様がつけられるようになりました。
その当時の中世の頃から受け継がれている伝統的な絵柄というものがあります。
絵柄について
例えば、
孔雀の羽根の目をモチーフにデザインされた、コバルトブルーが美しい「ピーコックアイ」。ボレスワビェツ陶器の代表的な柄です。
蚊をモチーフにした「モスキート」は優しいダスティグリーンで描かれています。
ドットで形成される小さな花柄模様なども、とても可愛くて癒されますよね。
実は、そんな伝統的な工法とパターンを継承しつつも、オリジナルにデザイナーが生み出したものが大半なのだそう。その数なんと2000柄以上。
「温故知新」という言葉がありますが、それこそが流行に左右されず、常に鮮やかに時代を彩る秘訣なのですね♪
最後に
冒頭でも触れましたが、
オーブン、電子レンジ、食洗機に対応しており、とても頑丈。ガンガン使える実用性は声を大にしてお伝えしたい魅力です。
レンジ・オーブンOK!丈夫でかわいく使いやすいポーリッシュポタリー
窯元ごとの特徴がいちばん大きく表れるのが、やはり絵柄。次いで、わずかなフォルムの違いやサイズなど。
カップやプレート以外にも、カッティングボードや焼き菓子の形などのキッチン用品、カトラリーやお茶碗、ドリッパーもあります。
クリスマスにはツリーのオブジェや、バレンタイン仕様の絵付など、季節の可愛い陶器もチェックしたいですね。
さて、何から揃えましょう・・考え始めるとワクワクが止まりません。
本記事でご紹介しているオンラインショップはセラミカ・アルティスティッチナ窯のものです。
見ているだけでもとても楽しいので、よかったら覗いてみてくださいね♪